静かな夜勤だった

昨日の夜勤は平和だった。

15時過ぎに家を出て、16時半から次の日の午前10時半までの勤務になる。

出社するまでに時間はたくさんあるけど、どうも思い切り休みという感覚でもなく、落ち着かない感じだ。

家事を一通り終わらせて、夜勤の夕食や明日の明けの朝食の用意をする。

夕食は、おにぎりを2つ作り、あとはカップ麺をつければ終わり。

明日の朝食は、コンビニであんパンとクリームパンとブルーベリーの飲むヨーグルトを買う。

昼を過ぎると、ワイドショーを見てだらだらしながら出かける時間が来るのを待つのみ!

出勤するとまず日勤のスタッフからの申し送りを聞き、記録を読む。

入居者様の体調などでケアの内容が変わることがあるため、必ず目を通さなければいけない。

居室から食堂への移動介助、食堂から居室への移動介助、就寝前の排泄介助、薬の服薬介助など、行う業務は大体決まっている。

夜勤の仕事が辛いか辛くないかは、自分が夜勤の日に入居者様が排便するかどうかにかかってくる。

排便コントロールというものがあり、便が2日3日と出ないと下剤を飲ますのだが、うちの施設には看護師も常駐しているため、看護師とのちょっとした闘いもあったりする。

便が何日も出ないと、看護師が浣腸をしないといけないため、それを避けるために、とにかく下剤を飲ませている。

しかし、下剤の量が多いと6時間~8時間後には下痢になって何回か出てしまうことが多い。その処理はもちろん看護師ではなく介護職員だ。

介護職員は、なるべく下剤を多く飲ませたくない、できるなら下剤以外の食事や体操などで排便を促進していきたいと思っている。

昼ならまだしも夜勤は一人のため、あちこち便失禁が起こると気持ちがなえてしまう。

だから、夜勤の時に一番チェックするのが排泄状況だ!

昨日は、ほぼ全員便が出た後で、下剤の必要のある入居者様はいないため、少し気分が落ち着いていた。

うちの施設では、早番、遅番、日勤、夜勤のシフト制だ。

遅番が19時半に帰ると、夜勤は翌朝の7時まで1人だ。

一人になる時は少し寂しいが、巡回が何事もなく終わると自分の時間が多いので、そういう時は、テレビを見たり、ネットをみたり、本を読んだりしてくつろぐことができる。

もちろん、いつコールが鳴ってもとんでいけるように携帯を持っている。

休憩は、2時間取ってよいということになっているので、職員によってはその時に横になって仮眠を取る人もいる。

私は、全く睡眠はとらずテレビを見たり、本を読んだりしている。

また、昼間に業務に追われてなかなかできない入居者様の状況把握に時間をとったりしている。

昨日は、タイミングよく静かな夜勤を迎えることができたが、月に5回くらいの夜勤をこなさないといけないため、次回の夜勤はどうなるかわからない。

でも、毎回辛い夜勤よりもたまにこういう静かに夜を越えられる夜勤があると、気持ちがよいものだ。

次は1週間後だ!